社会福祉法人泉新会の理事長 今津太陽です。
私は、保育者出身、保育が大好き人間です。保育の仕事は本当に楽しい。子ども達は毎日たくさんの物語を作ります。そんな子ども達に寄り添い、私たちも共に育つ。泉新会はそんな職員集団です。
これまで法人が築き上げてきた歴史を大事にしながら、新たな保育の方向性にも目を向け、常に進化し続けられる保育を目指します。
【子ども主体の保育】を意識した保育
子ども主体の保育とは一体何でしょうか。私はここをよく考えます。
そして、保育者は保育をしている中で、自分たちの保育が“子ども主体”になっているかを常に考えています。例えば、食事の場面もそう。「いただきます」をみんなで揃ってやるか、一人ひとりでやるのか、テーブルごとでやるのか。年齢の発達も違うから、常に子ども達にとって“嬉しいことは何なのか”を考えていきたいのです。
保育者がやらせる保育ではない、子どもが自らしてみたくなる。そんな“子ども主体の保育”を意識していきます。「なんで?」「どうして?」「したい」「やりたい」と子ども達の心から湧き出る欲求を形にしていくのです。
【あそび】から学ぶ保育
保育者は必要以上に固定概念を植え付けない、保育者が教えるのではなく、あそびから自然に獲得することに重きを置いています。
何より大事なのは、子どもが“今その瞬間を楽しんでいるかどうか”です。子ども達は私たちの想像を遥かに超えてきます。そんな見たことのない風景を子どもと一緒にどんどん作っていけるそんな保育を行っていきます。
【みんなでみんなの子どもを見る】お家のような保育
私たちは、園を『大きなお家』と捉えています。
子どもにとって園で過ごす時間はとても長いです。だから、お家のようにリラックスできる空間でありたい。
もちろん、クラスの担任はいますし、自分のクラスもあります。でも、違う場所で過ごしてみたい時だってあるし、楽しそうな場所へ行きつくことだってある。そんな時があってもいいのです。
職員室の先生であったり、他クラスの先生であったり、当たり前のようにみんなで見ていく保育を心がけます。みんな兄弟、家族のような関わりができる園でありたいのです。

【保育者のHappyを考える】
私は子ども達が幸せな保育を受けるために、まずは保育者のHappyを考えます。Happyな保育者が保育をすることで、子ども達がHappyになると考えるからです。
そんな子ども達の姿を見て保護者もHappyになる。Happyの連鎖は保育者から始まる。
今、保育者の離職問題は全国で社会問題になっています。
本来、保育は楽しくて仕方がない仕事です。毎日に変化があり、子ども達と共に過ごすことで生まれる喜びは数知れません。
休憩は取れているのか?残業は何をしているのか?持ち帰り業務は何があるのか?
常に職員の嬉しい働き方、組織の在り方を意識し、現場に転がっている問題にスピード感をもって取り組んでいきます。

理事長 今津太陽 Taiyo Imazu
元公務員保育士。株式会社、小規模保育、社会福祉法人など幅広い保育を経験。
〇 社会福祉法人泉新会 理事長
〇 かがやきの森保育園うえだ 園長
〇 ワセガラ全日制児童の家(西安) 名誉理事長
- 【表彰】
- 2011年、住友生命「未来を築く子育てプロジェクト」にて『未来賞』を受賞。
- 2012年、「子ども若者育成・子育て支援功労者表彰」にて総理大臣官邸で『内閣府特命担当大臣表彰』を受賞。
- 2018年、『キッズデザイン賞』および『キッズデザイン協議会会長賞』を受賞。
- 2020年、読売新聞『よみうり子育て応援団大賞』にて『選考委員特別賞』を受賞。